テニスマインド

大坂なおみのプレースタイル

大坂なおみ

大坂なおみは日本の女子テニス界期待のプレーヤーです。

弱冠19歳にしてメジャートーナメントの次の格付けである
マスターズ1000のBNPパリバ・オープンで
見事に優勝しました。

マスターズ1000の優勝は
錦織圭でも成し遂げたことがありません。

優勝したこともさることながら、
その勝ち方がすごかった。

元世界ランク1位のシャラポワやラドワンスカ、ブリスコワ、
にストレート勝ちをして準決勝では現世界ランク1位の
ハレプに6-3、6-0の圧勝しての優勝でした。

将来日本人初のメジャートーナメント制覇が期待される選手です。

セリーナウィリアムスのテニスに似ている

大坂なおみのプレースタイルは
彼女が尊敬するセリーナウィリアムスに似ています。

参考
セリーナウィリアムスのプレースタイル

最高速度200kmの強烈なサーブ、
パワフルなストロークをベースにした
超攻撃的なテニスが特徴です。

特にバックハンドが得意で、
右肩をしっかり入れた構えから相手を崩し、
チャンスボールを素早く決める
というシーンが多くみられます。

バックハンドだけでなくフォアハンドでも
しっかりと構えを作ってから打ち出すため
相手はどちらに来るのかわからず、
スタートが遅れてしまいます。

セリーナウィリアムスとの対戦動画です。

セリーナは出産後ということで
精彩を欠いていたのかもしれませんが
6-3、6-2での勝利はすごいですね。

動画を見ていてわかることは、
セリーナウィリアムス同様、
サーブリターンをベースライン付近で
カウンター気味に打っているという点です。

セリーナのサーブをあれだけ前でリターンできる選手は
少ないと思います。

それは、彼女の反射神経とスイングスピードが
ずば抜けているという証拠です。

サーブした後の相手は一番不安定な体勢になっています。

そこにカウンターショットが打てれば
相手のミスも増え、チャンスボールを引き出すこともできます。

しかし、相手のサーブの威力があると、
前でリターンをするとミスショットになりやすいですよね。

なので、大坂なおみはどんな速いサーブでも
カウンターリターンのできる限られた選手といえます。

セリーナに比べるとテークバックが遅い

大坂なおみのプレースタイルはセリーナウィリアムスと似ていますが、
テークバックがセリーナよりも遅いかなという感じです。

セリーナはテークバックをしたまま球を追いかける
というシーンをよく見かけますが
大坂の場合は追いついてからテークバックします。

彼女はスイングスピードがあるので
それほど気にならないかもしれませんが
イレギュラーバウンドに対応することが
セリーナに比べると劣るのかもしれません。

なので、イレギュラーしやすい芝コートやクレーコートになると
ミスショットが増えるのかな?という印象です。

しかしそれでも、ストローク力は優れているし
サービスもセリーナ肩を並べるほどの威力です。

今後の彼女の活躍に期待です。

フォアハンドの基礎を学び力強いストロークを身につける

石井弘樹の SIMPLE TENNIS SERIES vol.1 フォアハンドストローク編

モバイルバージョンを終了