長いことダブルスばかりやっていて
シングルスをやってみると全く勝てない、
というシングルス初心者の方も多いと思います。
確かに、ダブルスの場合は前衛、後衛と
役割がはっきりしているののに比べて、
- シングルスはダブルスに比べて守備範囲が広い。
- 一人で守って一人で攻めなければいけない。
- ストレートはネットが高くなっている。
など、体力も必要になるし、
ポジショニングもケースバイケースで
考えなくてはいけません。
初めてシングルスをした方にとっては
かなり違和感があると思います。
そんなシングルス初心者が
どんなプレースタイルで戦ったらいいか
その戦略方法をご紹介します。
相手にミスをさせる戦略
シングルス初心者が気をつけたいのは、
自分からミスをしないことです。
シングルスの試合で85パーセントは
ミスで決まるといわれています。
初心者にとっては、
いかにミスせずラリーが続けられるかが
勝つためのポイントといえるでしょう。
相手がなかなかミスしないと、
ついライン際を狙いたくなります。
しかし、シングルスは両サイドのネットが高いため、
ラインを狙うとミスしやすくなります。
それよりは、低くなっている
ネットの真ん中あたりを狙う方が
ミスが少なくなります。
シングルス初心者は、
ミスを減らすことを考えることが大切です。
浅くならないように注意
シングルスの戦略で最も大切なのは
浅いボールを打たないことです。
ボールが浅くなると角度をつけられて
簡単に決められてしまうからです。
さらに、あなたのボールが浅いほど、
次のショットまでの時間が短くなって
苦しい状況になります。
なので、できるだけ深くコントロールして
相手をベースラインより後ろから
打たせることが大切です。
深いボールを打つには、
ボールに高さを出すことが大切です。
スピードはなくても、
ロブのように高いボールを打てば、
コートの深くにコントロールできます。
相手のポジションを下げさせることで、
そんなに厳しいコースにも打って来れないし
自分にも余裕ができます。
少なくともサービスラインより後ろ、
できればサービスラインとベースラインの
真ん中より後ろにバウンドするように
意識して打ちましょう。
相手のポジションを下げさせることで、
そんなに厳しいコースにも打って来れないし
自分にも余裕ができます。
通常のストロークでなかなか深く打てない方は
スピンロブのような高いボールで
深くコントロールするボールがおすすめです。
深く相手の打ちにくい球でラリーを続けて
相手のミスを誘ったり、ミスヒットで浅くなったところを
前に出て決めるという戦略です。
ロブ系のボールなら自分のポジションに戻る時間もできるし
相手も攻撃しにくくなります。
コースはフォアでもバックでも構わないので、
ますはゆっくりでも深いボールを返すことが大切です。
ロブを打つのが効果的
初心者のうちはほとんどロブを打つ戦略をすれば
楽にプレーできると思います。
ロブを打つことによって、 元のポジションまで戻る時間が稼げるからです。
例えば、サイドに走らされたとき、
速いストロークを打ったら、
逆サイドに打たれると追いつけなくなります。
しかし、ロブを打てば、
コートの真ん中まで戻り
次のショットに備えることができます。
また、深いロブを打てば、
相手はなかなか攻撃できないため、
ラリーを続けることができます。
イライラしてミスをしてくれるかもしれません。
これらのように、深いロブを続けることで、
相手は攻撃できず、自分は余裕を持ってラリーを続けることができます。
ポジションはほぼ真ん中でOK
ストロークの打ち合いの時のポジションは
深めにコントロールできていれば、
ほぼ真ん中でセットすれば間違えないです。
厳密に言えば、フォア側に打った時は少しフォア側に、
バック側に打った時は少しバック側に移動するのが正解です。
参考
シングルスのポジショニングの基本
しかし、ボールが深くコントロールされていれば
それほど気にする必要はありません。
真ん中に戻る時間がない時には
ロブ系の球で時間を稼いで戻る余裕を作ります。
ボールが浅くなったら決められても仕方ない
というくらいの心構えでいた方が気持ちに余裕ができます。
とにかく深いボールで相手のミスを誘い、
浅くなったボールにすぐさま反応して
前に出て決めに行くという戦略が
シングルス初心者には有効です。
初心者のうちは、まずはこの戦略で
成功体験を重ねることが重要です。
まとめ
シングルス初心者は、
自分で決めようとせず
相手にミスをさせる戦略が有効です。
あまりコースを狙いにいかず、
ネットの真ん中を狙って打つことが大切です。
相手に攻められないように、
深いロブを打つ戦略がおすすめです。
ロブが深ければ、
あなたが元の位置に戻る時間が稼げて
ミスを減らすことができます。
シングルス初心者の人は、
是非試してみてください。
フォアハンドの基礎を学び力強いストロークを身につける