テニスマインド

ダブルスのリターンサイドの選び方の基準とは?

リターンサイド

テニスの試合に出るとき、
リターンサイドの選び方は、
とても大切です。

リターンサイドの選び方は、
試合の勝敗にも影響します。

なぜなら、サービスブレイクができなくなるからです。

いくらサービスゲームをキープできても、
サービスブレイクできなければ試合には勝てません。

ペアの実力をフルに発揮するために、
適切なサイド選びは重要です。

サイドを選ぶ基準

ダブルスのペアを選ぶ基準として、
サーブリターンをクロスに安定して返せるか
ということが挙げられると思います。

ダブルスの基本はクロスに返すことです。

なので、速いサーブや変化するサーブを
安定してクロスに返せる、
ということがサイドを選ぶ基準になります。

ワイドへのサーブをクロスに引っ張り、
センターへのサーブは逆クロスに、
安定して返せることが基準になります。

一般的なプレーヤーは
フォアハンドよりバックハンドが苦手であり、
バックサイドでバックハンド側のボールを
クロスに返すことが難しいと思います。

なので、バックハンドが得意な方が
バックサイドをするのが一般的です。

ペアのうまい方がバックサイド

一般的な選び方として、
2人のうち上手な方が
バックサイドになる場合が多いです。

バックサイドはバックハンドを打つ機会が
どうしても多くなるからです。

なので、バックハンドをしっかりクロスに打てる人が
バックサイドになるべきです。

バックハンドが安定して打てる人=うまい人
という選び方です。

また、バックハンドに限らず、
リターンが安定している人が
バックサイドについた方がいいです。

なぜなら、ゲームを決めるポイントは、
必ずバックサイドだからです。

30-40や40-Aのような
ポイントを取らないとブレイクできない場合や、
40-30やA-40のような
ポイントを取られるとゲームを取られる場合など、
重要となるポイントはいつもバックサイドです。

なので、ここ一番で頼りになる方が
バックサイドにつくのが一般的です。

野球に例えると「抑えのエース」
みたいな人が理想ですね。

フォアやバックに弱点がある人は、
バックサイドにならない方が懸命です。

ここ一番のポイントで、
必ず弱点をつかれてしまうからです。

フォアもバックもリターンが安定している人が
バックサイドをするのが適しています。

一方、フォアサイドはポイントを取られても
ゲームを決することはあまりないので
比較的気楽です。

例えば、40-15でポイントを取られて
ゲームを失ってもあきらめがつきますし
15-40でポイントを取られても
次のポイントをバックサイドの人に任せられます。

なので、ペアのうち信頼できそうな人をバックサイド、
そうでない人をフォアサイドにするのがおすすめです。

左利きはバックサイドがやりやすい

左利きの人とペアを組むなら
左利きにバックサイドについてもらうのがいいです。

右利きならバックハンドで打つボールも、
左利きならフォアハンドで打てます。

また、バックハンドのリターンも逆クロスに打つため
比較的やりやすいと思います。

ただし、いくら左利きでも、
フォアハンドはクロスに
しっかり打てる必要があります。

フォアハンドで振り遅れて
前衛にボレーされるようでは
バックサイドはできません。

やはり、リターンが安定していて、
安心できる人じゃないと
バックサイドは難しいでしょう。

両方試してみる

ペア同士の実力が同じくらいなら、
大会の中で両方試してみることもできる場合があります。

頼りになるペアがいればそれに越したことはありませんが
そうでない場合はどちらか選ばなくてはいけません。

試合の途中でサイドを変わることはできませんが、
試合が変われば変わることができます。

最低3試合以上できる大会もあるので、
最初の2試合はどちらがやりやすいか
試してみることもできるでしょう。

はじめて組むペアの場合、
どちらのサイドがやりやすいか
試合の中で両方試して比較することも有効です。

まとめ

ダブルスのサイドの選び方によって
試合の勝敗に影響します。

サイドの選び方が悪いと、
ペアの実力が出し切れないことがあります。

特に、バックサイドは、
リターンが安定していて、
バックハンドをクロスに
コントロールできる人が適しています。

バックサイドはバックハンドを打つ機会が多いため、
バックハンドが苦手な人はできません。

できれば、フォアもバックも
苦もなく打てる人が理想です。

バックサイドに比べて、
フォアサイドは比較的楽です。

バックハンドを打つ機会が少ないし、
大事なポイントでリターンをするのは
バックサイドだからです。

ペアに左利きがいれば、
左利きの人がバックサイドをした方がいいでしょう。

もし、ペアの実力が同じくらいなら、
サイドを変えて両方やってみる
のがいいでしょう。

比較してポイントを取りやすい方のサイドを選ぶといいです。

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