掛け声次第で勝率が変わる?ダブルスで使う掛け声をご紹介

掛け声 試合編(ダブルス)

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テニスの試合では、
いろいろな場面で掛け声が必要になります。

掛け声があるペアとないペアでは
試合の勝率に関わるくらい
掛け声は大切です。

なぜなら、掛け声がないと、
ペア同士の結束が薄れるからです。

例えば、いいプレーに対して
褒めるような掛け声を掛けることで、
お互いのプレーに自信がつきます。

また、相方がミスした時は、
持ち上げるような掛け声を掛けることで、
落ちていた自信を取り戻すこともできます。

このように、プレーに自信を持つことで、
プレーのパフォーマンスを上げる手助けにもなります。

ここでは、試合中の掛け声は、
どんな物がありどんな時に使うのか
まとめてみました。

ペアのプレーを盛り上げる掛け声

掛け声

ペア同士がお互いに掛け声を掛け合うことで、
2人のモチベーションが上がって、
プレーのパフォーマンスが上がります。

掛け声を掛けないペアは、
劣勢になったときに
自分のプレーに自信が持てなくなることもあります。

そんなときは、以下のような掛け声で、
お互いのモチベーションを上げるようにしましょう。

ドンマイ

相方がミスしたときの掛け声はドンマイです。

「相手がうまかったよ」
「おしい」「悪くないよ」
など、励ましの掛け声を
一緒に言うとなおいいでしょう。

ナイスショット

一般的に相方がポイントを決めたときは、ナイスショットと言って励まします。

短縮して、ナイッショッとかナイッショーとか言ったりします。

他にも、
いいサーブでポイントを決めたときは「ナイスサーブ」
いいボレーでポイントを決めたときは「ナイスボレー」

長いラリーを粘ってポイントを取ったときに「ナイス粘り」

などと言ったりします。

どんな掛け声を掛けるか特に決まりはありませんが、
特によかったショットを褒めると相方も自信になります。

例えば、サーブがよかった場合は、
ナイスショットよりナイスサーブです。

サンキュー、ありがとう

あなたがサーブを打って、
相方がポーチなどでポイントしてくれたとき、
サンキューとかありがとうと伝えましょう。

特に、サービスキープが苦しいときに
大事なポイントを決めた相方に対しては、
素直に気持ちを伝えましょう。

動きを円滑にするための掛け声

掛け声

さらに、フォーメーションを
円滑に動かすためにも掛け声は大切です。

前衛は、後ろを見る暇がないので、
後衛が前衛に動きを指示する必要があります。

この掛け声がないと、
あなたのペアは全く動きのないペアになります。

そのため、ダブルスは成り立たなくなるでしょう。

チェンジまたはステイ

前衛の頭の上をロブで超されたとき、
前衛はどちらに動くのか
後衛に伝える必要があります。

後衛はサイドを入れ替えるときは「チェンジ」
そのままの陣形をキープするときは「ステイ」
言います。

これを言わないと前衛と後衛が並んでしまい
コートが広く空いてしまうので
とても重要な掛け声といえます。

相手に隙を与えないためにも、
前衛はこの掛け声を
言うことが必要になります。

前に出ます、または出ます

後衛は平行陣を取るために、
前に出るときは
前衛に伝えなければいけません。

雁行陣と平行陣では、
前衛の動きが変わるからです。

後衛が前に出たことを知らないと、
前衛は後ろに下がるため、
センターにスペースが
できるかもしれません。

それを防ぐためにも、
前に出ることを
前衛に伝えることは重要です。

後衛がサービスラインまで
ポジションを上げるときは、
「前に出ます」、とか「出ます」
と前衛に伝えます。

これで、前衛は、
雁行陣の動きから、
平行陣の動きに
切り替えることができます。

誰が取るかを伝える掛け声

掛け声

自分が取るか任せるかを伝える掛け声もあります。

並行陣をしていて真ん中にボールが来た場合、
「OK」と言った方が取ります。

どちらも相方に任せる気持ちでいると、
お見合いしてしまいます。

なので、自分が取りにいく、
という気持ちが大切です。

上級者になるほどラケットが
ぶつかることがあります。

それくらい、自分が取る、
という強い気持ちを持ちましょう。

他には、
前衛がロブで頭の上を超されるとき、
取れない場合は早めに
「任せた」「お願いします」
という掛け声を前衛から後衛に伝える必要があります。

この掛け声は遅くなるほど、
後衛が慌てて取りにいくことになります。

なので、取れないとわかったら、
早めに掛け声を掛けましょう。

最後は、アウトボールを触らないように、
「ウォッチ」と掛け声を掛けることです。

ウォッチとは見ろという意味です。

見送りという意味で使っています。

たまに、「アウト」という人がいますが、
セルフジャッジの「アウト」と混同するので
注意しましょう。

この掛け声は、並行陣のときに良く使います。

速いボールでスピンがかかっていなかったり、
当たり損ねでアウトになりそうなときに使います。

しかし、間違えると即ポイントを取られるので、
慎重に使う必要があります。

自信のないときは使わない方がいいでしょう。

まとめ

テニスの試合において、
掛け声はとても大切です。

お互いの掛け声により
コミュニケーションを取り
ポジショニングを円滑にしたり
励まし合い互いにモチベーションを
上げることもできます。

一般的には、ペアのうまい方が掛け声を出します。

なぜかというと、下手な方が掛け声を出して、
うまくいかなかったらどうしよう、
と遠慮してしまうことが多いと考えられるからです。

しかし、気づいた方が
掛け声を出すのが理想だと思います。

お互い、積極的にリーダーシップを取り合うことで
互いの欠点を補うことができるからです。

例えば、あなたの相方の方が上手で、
調子がでないとき、
相方を勇気づけるのはあなたしかいません。

あなたが掛け声をかけないと、
調子が出ないまま負けてしまうかもしれません。

なので、上手い下手関係なく、
ペア同士で掛け声を掛け合いましょう。

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