キックサーブは力がいるから
自分にはできない。
となかなか習得できない人は、
意外と多いのかもしれません。
確かに、キックサーブを打つためには、
ラケットスピードが必要になります。
力強く跳ねるサーブを打つために、
必要以上のラケットスピードで
なくてはなりません。
ラケットスピードがないと、
弱々しいサーブになったり、
あまりスピンがかからず
バウンドしないサーブになります。
しかし、キックサーブは、
打ち方のコツさえつかめば
難しくありません。
キックサーブの打ち方のコツは、
効率的にラケットスピードを
上げることです。
そのために必要なことは、
グリップと手首の使い方です。
この記事では、
キックサーブの打ち方のコツについて
まとめてみました。
キックサーブとは?
Hans DietmannによるPixabayからの画像キックサーブとは、
弾んでから利き腕と同じ方向に
跳ねるサーブです。
相手のバック側に
コントロールできれば
相手から離れていく方向に弾みます。
なので、相手にとっては返しにくい
とても有効なサーブです。
できるだけ高いバウンドで、
深めにコントロールできれば
相手の嫌なサーブになります。
また、山なりの軌道なので、
ネットの2倍以上の高さに打ち出します。
そのため、ネットしにくく
フォルトしにくいサーブでもあります。
つまり、相手は返しにくく
入りやすいため、
とても有効なサーブになります。
それだけに試合で勝つために、
是非マスターしたいですよね。
グリップはコンチネンタル
コンチネンタルグリップは、
ボールに回転をかけるのに
最も適したグリップです。
コンチネンタルグリップとは、
包丁を持つように
ラケットを握る持ち方です。
包丁でボールの端っこを切るように
手首を使えば楽に回転がかけられます。
効率よく回転をかけるには
コンチネンタルグリップで
サーブを打つことが大切です。
うまく回転をかけられない人は、
グリップを見直してみてください。
関連記事
コンチネンタルグリップでサーブを打つ理由と上手く打つ3つのコツ
左下から右上にスナップを効かせる
キックサーブに必要な
スイングスピードを出すには、
手首のスナップを使うことが必須です。
スナップを使わないと
ラケットにスピードを与えるのが
難しくなります。
そのためにグリップは
コンチネンタルグリップ。
ボールの左下から右上に
手首のスナップを使って、
ボールを擦り上げます。
包丁を持って、
頭の上の木の枝を切るような
イメージを持つとわかりやすいです。
ボールの左側を狙って
打つのがポイントです。
ラケットを包丁のように動かすことで、
てこの原理が働き
効率的にラケットスピードを
上げることができます。
コンチネンタルグリップができれば、
手の動きだけでも
スピンをかけることができます。
上体をそらす
さらに強いスピンをかけるには、
上体をそらした反動を利用して打ちます。
足を曲げ、後ろにそらした上体を、
勢いよく戻す力を利用して
スピンをかけます。
そのため、トスアップは
頭の上かその後ろに上げます。
トスが後ろになるほど、
上体をそらして、
腹筋を使う必要があります。
しかし、上体の反り戻し強いほど、
スピンが強くかかります。
体力に自信のない人は、
トスを前めに
反りを小さくして打ちましょう。
この上体をそらす動きは、
サッカーのスローインの動きに似ています。
スローインで高い球を
できるだけ遠くに投げる、
という運動をイメージしてみてください。
目標に対して横向きをキープ
キックサーブを打つためには、
目標に対して横向きを
キープすることが大切です。
打つときに目標方向を向くと、
下から上に擦りあげる動きが
できなくなります。
その結果、スピンがかからず
フラットサーブに近いサーブになります。
なので、スピンサーブをマスターするには
打ち終わるまで
横向きをキープするのがポイントです。
目標に対して横向きを作ったまま、
上体をそらして、
手首のスナップを利用して打ちます。
フラットサーブや
スライスサーブと違うため、
違和感があるかもしれません。
フレームに当たったり、
ボールが前に飛ばなかったりします。
なので、感覚を掴むまで
何回も練習しましょう。
まとめ
キックサーブを打つためには
スイングスピードが必要です。
そのためコンチネンタルグリップで握り、
手首のスナップを利用して
打つことが大切です。
手首のスナップを使わなければ、
まず打てないでしょう。
また、上体をそらして、
その反動の力を利用することで、
より強いスピンをかけることができます。
トスアップを頭の上かその後ろに上げて、
手首のスナップと
上体の反り戻しの力を使って打つことが、
キックサーブを打つためのポイントです。
目標に対して横向きになり、
横向きのまま上体をそらして打ちます。
そのため、フラットやスライスサーブと違い
違和感を感じるかもしれません。
なので、キックサーブの練習は何回も行い、
感覚を掴んでから実践で使いましょう。
フォアハンドの基礎を学び力強いストロークを身につける