テニスガットでプレーが変わる!最適なガットの選び方まとめ

テニスガットの選び方 道具編

テニスのガットは種類が多くて、
何を選んでいいのかわからない、

という人も多いと思います。

しかし、種類や形状によって
飛び方も変わるため、
プレーに大きく影響します。

ガットの特性を知り、
あなたに合ったガットを選ぶことで、
上達速度も変わってきます。

ガットの種類や形状は、
大きく分けて以下のようになります。

  • ナイロンガット
  • ポリエステルガット
  • ナチュラルガット

価格が安いナイロンガット

ナイロンガットは価格が安いため、
最も一般的に使われています。

化学繊維で加工しやすいため、
様々なタイプのガットが
販売されています。

例えば、

  • 太さを太くして耐久性を上げたもの
  • 細くして反発力を上げたもの
  • 角を付けてスピンがかるようにしたもの

などがあります。

加工しやすいので、
いろんなタイプのガットが作れるのが、
ナイロンガットの特徴です。

一般的に、力のない人は
細くて反発力を上げたもの、

力のある人は
太くて耐久力のあるものが
おススメです。

また、もっとスピンをかけたい人には、
ボールの食いつきを良くしたい
ガットもあります。

柔らかい打感を好む人には、
マルチフィラメントというガットが
オススメです。

ナイロンガットは2種類ある

ナイロンガットの中ても、

  • マルチフィラメント
  • モノフィラメント

2種類のガットがあります。

マルチフィラメントのガットは、
たくさん細いナイロンの糸を束ねて
1本のガットになっているガットです。

表面がデコボコになっているので
ボールの捕まりがよく、
反発力や方向性がよいという
特徴があります。

モノフィラメントに比べて、
スピンがかけやすく
方向性もいいガットです。

マルチフィラメントは安い素材で
高価なナチュラルガットの特性に
近づけたガットです。

打感はナチュラルに負けるけど、
雨に強く、耐久性もいいので、
スピン性能やコントロール性を
求めるプレーヤーに向いています。

一方、モノフィラメントは、
太めのナイロンの芯の周りに
細いナイロンの糸を巻きつけたガットです。

芯が太いので、
耐久性に優れていて、
切れにくいガットになります。

ゲージ(太さ)が太いものは、
耐久性がいいので、
ハードヒッター向け。

ゲージが細いものは、
反発力があるので、
非力なプレーヤー向けです。

また、加工しやすい構造のため、
価格も安くなっています。

なので、ガットに費用をかけたくない、
という人におすすめのガットです。

ガット代節約ならポリエステル?

ナイロンガットは安いのに、
ガット代節約なら
ポリエステルってといいうこと?

と思うかもしれません。

それは、
ポリエステルの方が
ナイロンガットよりも
切れにくいからです。

まず切れません!

ポリエステルガットを切るのは、
学生テニスクラスのハードヒッターです。

ハードヒッターで、
「ナイロンをすぐ切ってしまう」
という人はポリエステルを選んだ方が
ガット代の節約になります。

また、ハードヒッターでなくても、
「1年以上張り替えなくても平気」
「ガットを張り替えるのが面倒」
という人も、切れる心配がないので、
ポリエステルの方がおススメです。

でも、切れなくても時間がたてば
テンションのゆるみが進んできます。

そのため、打感を維持したいなら、
定期的に張り替える必要があります。

高いけど性能は抜群!ナチュラルガット

ナチュラルは1本5000円以上するため
高くて手が出ない
という人も多いと思います。

でも、他のガットに比べて
反発力、方向性ともに
抜群に優れています。

また、ボールの食いつきがいいため、
スピンがかけやすいのも特徴です。

一度、ナチュラルを試したら、
その使用感が忘れられなくなるくらいです。

しかし、ナチュラルガットの弱点は
耐久性がないということ。

他のガットより切れやすく
雨に当たるとさらに弱くなる
といわれています。

主に、プロのテニスプレーヤーが
使用しているガットです。

プロの場合は商売道具ですから、
高くても使うでしょう。

スポンサーがつけば、
ガットの費用も
出してもらっているのかもしれません。

ガットが切れても大丈夫なように、
何本もラケットを持ってきてますね。

でも、趣味でテニスしている人には、
高いガット代を払うのは痛いでしょう。

試しに1回張ってみるのはいいですが、
なかなか使い続けるのは
お金がかかり過ぎるかもしれません。

ナチュラルガットは、
ガット代が高くなっても気にしない、
というこだわりのある人に
向いているガットです

ガットの太さでも性能が変わる

テニスガット選び方

ガットの太さのことをゲージと呼び、
1.1mm~1.4mmの間で決められています。

一般に細いゲージほど反発力が高く
スピンがかけやすいガットです。

細いガットの方が柔らかく、
反発しやすいからです。

また、細いガットは
ボールの食いつきがいいので、
回転がかけやすくなります。

主に、サーブ&ボレーを
する人に向いています。

また、あまり力のない人は、
細いゲージのガットを使うと、
楽に回転をかけられます。

反対に、太いゲージほど反発力が低く、
その代わりに打球の安定感がよくなります。

主に、
ストロークが得意な人に向いています。

ハードヒッターや
フラット系のボールを打つ人は、
太いガットを使うのがおすすめです。

ガットを定期的に張り替える理由

一般的にガットは切れるまで張り替えない、
という人も多いと思います。

確かに、
飛びが大きく変わることはないので、
それほど気にならないのかもしれません。

しかし、一般的にガットは
時間とともに緩んできます。

ラケットはテンションをかけると、
形が変形して少し小さくなります。

そのため、その変形が元に戻る力が働き、
ガットのテンションも徐々に緩むのです。

ガットのテンションが緩むと、
ボールの飛びにも微妙に影響して
いつものように打っても
ミスになるようになります。

そして、ミスにならないように、
力加減を調整するようになります。

ガットが古くなりある程度緩むと、
飛びは変わらなくなります。

しかし、ガットが切れて張り替えたとき、
張りたての硬いテンションに
違和感があるはずです。

そしてまた、張りたてのテンションに
合わせた力加減で打つようになります。

ガットを張り替えるたび、
テンションに合わせて力加減を変えるため、
テニス上達に影響します。

使用していなくても
数か月に1回は張り替えないと
打感が変わってきてしまいます。

使っていなくても数か月ごとに
ガットを貼りかえるたほうがいい、
といわれるのはこういった理由からです。

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まとめ

以上のことをまとめると、

●ガット代を節約するなら

  • ガットが切れやすいハードヒッターは、 ポリエステルの方が切れにくいため節約になる。
  • ガットをあまり張り替えたくないは、ポリエステルの方が節約になる。
  • ガットを定期的に張り替えたい人は、ナイロンの方が節約になる。

●ハードヒッター向け

  • 太めのゲージは切れにくい、それでも切れる人はポリエステルがおすすめ。
  • フラット系の人は、モノフィラメントが切れにくい。
  • グリグリのスピンをかける人は、スピンタイプのポリエステルがおすすめ。
  • マルチフィラメントも良いが、モノフィラメントより切れやすい。

●サーブ&ボレーのプレースタイル

  • 細めのゲージがおすすめ、マルチフィラメントがおすすめ。
  • 太めのゲージでもスピン系の加工がしてあるものも良い。

●ハードヒッターでなくても試合に良く出る

  • 細めのゲージがおすすめ、試合中ガットがよく切れる人はポリエステルに変えてみる。
  • ポリエステルが合わないならナイロンガットを張って2~3本ラケットを持つ。

●あまり力のない人

ナイロンガットの細めのゲージのガットがおすすめ。

●とことん打感にこだわる

  • お金に糸目をつけないならナチュラルガットがおすすめ。
  • ナチュラルガットが高すぎるなら、ナイロンのマルチフィラメントを使う。

参考にしてみてください。

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