テニス初心者におすすめのガットは?テンションは?

初心者ガット 道具編

テニス初心者のうちは、
どんなガットを使ったらいいか、
テンションは何ポンドで張ったらいいか、
いろいろわからないことも多いと思います。

中には、ラケットを買ったときの
サービスガットを使い続けている人も
いるかもしれません。

もちろんそれでもプレーはできますが、
無料のガットは性能的に
あまり期待できません。

それほどガットにこだわりがない人でも、
反発力やコントロール性能が全然違う、
といわれればどうでしょうか?

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安くてもメーカー製のガットがおすすめ

初心者ガット

初心者のうちはあまりガットに
こだわりをもつ必要はありません。

しかし、一応名前の知れたメーカーの
ガットを使うことがおすすめです。

なぜなら、安くても
それなりの性能を持ったガットを使った方が
気持ちよくプレーできるからです。

野球に例えると、
木製バットを使うより金属バットを使った方が
ボールがよく飛び
気持ちよくプレーできるのと同じです。

無料のサービスガットより、
安くてもそれなりの性能をもったガットの方が
反発力もコントロール性能も優れています。

メーカー的には、
ゴーセン、バボラ、ヨネックス、
あたりのメーカーのガットを選べば
間違えありません。

テニスのガットは大きく分けて、
ナイロンガット
ポリエステルガット
ナチュラルガット
の3種類があります。

どの種類のガットを選んでも問題ありませんが、
ガットの性能を維持するためには、
最低3カ月に1回は張り替える必要があります。

使っていなくてもガットは緩み、
性能も劣化していきます。

なので、高いガットを1年も張り続けるより、
安いガットを頻繁に張り替える方が
性能的に良いガットを使っていることになります。

いろんなガットを試して、
あなたに合うガットを探すためにも、
頻繁に張り替えることをおすすめします。

初心者は価格の安いナイロンガットがおすすめ

ガットの価格は、
千円台のものから1万円以上するものまで
さまざまです。

ザックリいうと、
ナイロンガットは千円台から、
ポリエステルガットは3000円から、
ナチュラルガットは5000円から、
となっています。
(それより安くなるものもありますが)

そこで、初心者には、
価格の安いナイロンガットがおすすめです。

ナイロンガットは加工しやすいため、
高反発のものやスピンがかかりやすいものなど、
いろんな性能を持ったガットがあります。

価格や性能を考慮して、
初心者におすすめのナイロンガットは
以下のガットです。

力のある人向けのガット

力のある人は、
反発力抑えめで、耐久性やスピン性能に優れている
オージー・シープ スピンがおすすめです。

太めのガットで切れにくく、
飛び過ぎを防いでくれるからです。


力のない人向けのガット

力のない人には、
価格的にリーズナブルで反発力、打感とも優れている
オージーシープ モノ CX 16Lがおすすめです。

細めのガットで打感が柔らかいわりに、
耐久性もいいからです。

一般的に、ガットの太さ(ゲージ)が太いものは
反発力が弱く耐久性があります。

太いガットは力がある人向けです。

また、ゲージが細いものは、
反発力が高く耐久性がありません。

細いガットは力のない人向けです。

参考にしてみてください。

ポリエステルガットは硬く感じるかも

ポリエステルガットはとても丈夫で、
切れにくいという特徴があります。

また、スピンがかかりやすいため、
スピン系のボールを打つ人に向いています。

どちらかというとパワーヒッターに
向いているガットです。

性能的に優れていますが、
初心者が使用すると、
硬く感じるかもしれません。

ナイロンガットに比べると、
弾力性がないのです。

ある程度力がないと、
ボールを飛ばせない可能性があります。

なので、ポリエステルガットを張るときは、
ナイロンガットよりテンションを
落として張ることをおすすめします。

しかし、ポリエステルガットの中でも、
打感が柔らかいタイプのガットがあります。

初心者向けのポリエステルガットは、
打感が柔らかく、体への負担も少ない
ヨネックス ポリツアープロがおすすめです。

ポリエステルガットは当たりはずれがあり、
硬くて反発力がないものもあります。

硬すぎるガットを使うと
肘を痛めてしまうこともあるので
安易に選ばない方が無難です。

ナチュラルガットは高いのでおすすめできない

ナチュラルガットは一般的に、
5000円から1万円以上するものもあり、
初心者にはおすすめできません。

しかし、反発力に優れ、
コントロール性能も良いので、
価格に見合うだけの性能はあります。

一度打ったら忘れられない
感覚があるかもしれません。

でも、初心者にその感覚がわかるか、
といったら疑問が残ります。

しかも、価格が高い上に切れやすいし、
雨に降られると劣化してしまいます。

もしも、お金に余裕があり、
打感を試してみたい人は、
ナチュラルガットを試してみてください。

ナチュラルガットは価格が高くて、
なかかな手を出しにくいと思います。

しかし、その中でも比較的価格が安いのが
バボラ トニックプラス・ボールフィールです。

テンションは低めで張る

ガットのテンションは
通常、40ポンドから60ポンド
くらいで張ります。

一般的にテンションが高いと
ボールが飛ばない、低いと飛ぶ
といわれています。

なので、パワーがある人は高めに、
パワーのない人は低めに、
と思われがちです。

しかし、実際のところ、
テンションを大きく変えても
ボールの飛びはそれほど変わらないようです。

変わるとしても
ほんの僅かな差しかないと思います。

例えば、プロのテンションを見ても

錦織圭は45前後、
ナダルは50前後、
ジョコビッチは61、

女子のシャラポワは60前後
大坂なおみは60弱、

とバラバラです。

むしろ女子の方が
強めに張っていますね。

プレースタイルやガットの種類によって
テンションの強さを変えているのだと思います。

しかし、プロのテンションは初心者のうちは
あまり参考にしない方がいいと思います。

では、初心者はどれくらいで張ったらいいかというと、

だいたい45~50くらいで張るのがおすすめです。

ポリエステルガットの場合は、
そこから3~5ポンド落としてください。

なぜかというと、
あまり強く張ると
ラケットが痛むからです。

ラケットには適正テンションがあり、
その上限より強く張ると、
ラケットの寿命が短くなる可能性があります。

適正テンションの上限は、
だいたい60ポンド以下に
なっているラケットが多いです。

適正テンションは、
ラケットのフレームのどこかに書いてあるので
確認しておいてください。

それと、もう一つテンションを
弱めに張るべき理由があります。

それは、肘を痛めやすくなることです。

テンションを強めに張ることで、
ボールを打ったときの衝撃で
肘に負担をかけます。

すぐに痛めることはないとしても、
長い期間蓄積されて
あるとき痛みが出ることがあります。

これがテニス肘です。

テニス肘になると、
痛みでテニスが楽しめなくなります。

だいたい55ポンド以上で張っている人が、
テニス肘になることが多いようです。

個人差はあると思いますが
ボールの飛びに大差ないのであれば、
テンションは50ポンド以下で
張ることをおすすめします。

関連記事
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まとめ

初心者におすすめのガットは
ナイロンガットです。

ナチュラルガットは価格が高いし、
ポリエステルガットは初心者では、
使いにくいところがあるからです。

ナイロンガットは、
耐久性のいいものから、
スピン性能に優れているもの
反発力のいいものなど、
様々なガットを選ぶことができます。

なので、初心者のうちは、
プレースタイルに合ったものを
ナイロンガットの中から探して
使用することをおすすめします。

また、ガットの性能は張り上げた直後から
時間とともに劣化していきます。

ガットの性能を維持するためには
少なくても3カ月に1回は
張り替える必要があります。

そのためには、
価格が安く、それなりの性能を持ったガットが
初心者にはおすすめです。

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