バックハンドで深くて強いスピンボールを打つには?

バックハンド 技術編(ダブルス)

テニスをしている人の大半は、
バックハンドが苦手だと思います。

試合で勝つためのセオリーとして、
とりあえず相手のバックハンドを狙う
というセオリーがあるくらいです。

バックハンドが苦手な原因として、
スピンがかからない、
ということが挙げられると思います。

スピンがかからないために、
ボールが落ちずにオーバーする。

安定して打てないから、
オーバーが怖くて強く叩けない。

バックハンドが苦手なので、
試合で狙われて
悔しい思いをする。

など、中級クラスの人でも、
バックハンドで悩んでいる人が
多いと思います。

できればバックハンドで、
深くて強いスピンのかかったショットを
試合で打ってみたいですよね。

ここでは、バックハンドで打ち負けず
スピンのかかったボールを
打つ方法についてまとめてみました。

片手バックハンドは打点とグリップが命

ahsing888によるPixabayからの画像

片手バックハンドは打点を前に置かないと
力の入ったショットが打てません。

しかし、打点が前過ぎても後ろ過ぎても
力が入りません。

ちょうど良い打点は、
右腕を斜め45度前方に伸ばしたところです。

そのため、グリップはセミウェスタン、
フォアハンドと同じく厚いグリップです。

自分の体の前にセットすると
ラケットの面が上を向くので
違和感があるかもしれません。

なので、壁打ちで練習して、
感覚を掴むようにしましょう。

自分の体の前に
放り投げるように球出しをして
1球ずつ打点を確かめるように
壁打ちをしましょう。

右肩を支点にしてスイングする

片手バックハンドのスイングは、
右肩を支点にして
振り子のようにスイングすると
打ちやすくなります。

振り子を意識して打つことにより、
スイング軌道が安定して
球筋も安定するからです。

なので、振り子の支点となる右肩は、
なるべく動かさないように打ちます。

スイング中、腕を伸ばして、
支点を動かさないように打つことで、
効率的に力を伝えることができて
よりパワフルなショットになります。

逆に、右肩を開いてしまうと、
支点が動いてスイングが安定しなくなります。

なので、スイング中は右肩は開かないように、
意識することが大切です。

また、スイング中に手首を使うと、
ラケット面が不安定になり、
ショットも安定しなくなります。

なので、手首は固定したまま
振り子運動で打つことが
力強い片手バックハンドを打つコツです。

体重移動を利用する

力強い片手バックハンドを打つには、
体重移動の力を利用することが大切です。

右足を踏み込む力を利用すれば、
よりパワフルなスイングができます。

テイクバックしたタイミングで
かかとから踏み込みを開始します。

かかとからつま先に向かって踏み込むことで
前のめりになることを防ぎ、
バランスのいいスイングになります。

右足を踏み込んだら
右腰でスイングをリードする感じで
振り抜いていきます。

片手バックハンドは、
振り子のスイングと体重移動で
パワーを出してスイングします。

両手バックハンドは体のひねりを使う

バックハンド

両手バックハンドは打点が多少遅れても、
打ち負けないというメリットがあります。

しかし、速いボールは返しても、
遅いボールでミスをする、
という人は意外と多いと思います。

なぜかというと、
手打ちになっているからです。

速いボールはラケット面を合わせるだけで
割と簡単に返すことができます。

しかし、遅いボールは、
体を使ってスイングしないと、
ボールが飛ばないのです。

両手バックハンドの場合、
体のひねりを使って打たないと
力強いボールが打てません。

テークバックで肩越しにボールを見ることで
体にひねりが生まれます。

また、腕を使い過ぎると、
タイミングが合わなくなり
やはり飛びません。

できるだけ、テークバックを小さくして、
腕の振りをコンパクトにした方が
手と体が同調して、
力強いボールが出やすくなります。

力の入るポイントが狭い

バックハンド

両手打ちは片手打ちと違って、
リーチが小さくなるため
届く範囲が狭くなります。

そのため、シングルハンドで打てるボールが、
ダブルハンドで力が入らないことがあります。

両手打ちで打つ場合、
自分の打点に入るまで
しっかりステップインする必要があります。

打点が遠くなると、
体が使えなくなるのです。

片手打ちよりも、
もう一歩踏み込むことが大切です。

ラケットを下から上に担ぎ上げる

バックハンド

両手バックハンドでスピンを打つには、
ラケットが下から上に向かって動くことが必要です。

そのため、テイクバックで右膝を曲げ、
ボールの下をのぞき込むように構えます。

そして、ラケットを低い位置から、
一気に肩に担ぎ上げるように打ちます。

そのとき、左手の使い方が重要になります。

ラケットのヘッドを下げた状態から
左手のスナップを使って、
肩に担ぎ上げるように振り抜きます。

左手のスナップを使うことで、
ラケットのスピードが上がり、
よりスピンがかかりやすくなります。

左手の使い方がポイント

バックハンド

両手バックハンドでスピンを打つ場合、
左手の使い方がポイントになります。

左手の手のひらでボールを転がすように
左手首を使ってスピンをかけます。

ちょうど、左手で窓ふきをするように
手首を使います。

左手でワイパースイングをするような感じです。

普段、あまり使わない動きなので、
動きだけでも日常的に練習しておくと、
慣れてくると思います。

左手でフォアハンドを打つイメージを持つと
うまく打てるようになると思います。

なので、壁打ちなどで、
左打ちの練習をするのもよい練習になります。

まとめ

ここでは、バックハンドで
力強いスピンを打つ方法について
お伝えしました。

大半の人は利き腕と反対の動きになるため、
力が入らないのではないでしょうか?

そのため、力の入りやすい打点や、
体全体を使って打たないと
なかなかスピードが出ないと思います。

片手打ちは力の入れ方が難しいので、
おすすめは両手打ちです。

両手打ちなら打点が多少遅れても
力を出せるからです。

いずれにしても、日常の動きと反対の動作が必要なため、
体に染み付くまで練習が必要です。

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