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ダブルスのゲームでのクロスラリーが苦手、
と悩んでいる人はいませんか?
あるいは、練習試合ではポーチに捕まらないのに、
なぜか試合になると前衛が気になって
クロスに打てなくなる、
という人も多いと思います。
ダブルスはクロスに打つのが基本です。
クロスラリーが苦手では、
なかなか試合に勝つことは難しいですよね。
でも、基本的にクロスに打つことは、
クロスに向かってまっすぐ打てば
いいだけのはずです。
ストレートに打つのと技術的に
なんら変わりありません。
では、試合でクロスラリーができなくなるのはなぜでしょう?
目線の方向にボールが飛びやすい
![クロスラリー](https://xn--qcknfc5d4a3s9b.xyz/wp-content/uploads/2024/05/1801094_s.jpg)
クロスラリーがうまくできない原因は、
前衛を見てしまうからかもしれません。
テニスの打球は目線の方向に
飛びやすいのです。
前衛を見ると顔も連動して
ストレートの方向を向きます。
すると、体が開いて、
振り遅れやすくなります。
つまり、前衛を見た瞬間、
体が開いて振り遅れ、
前衛の方向に飛んでいくのです。
前衛を意識すればするほど、
ストレートに飛びやすいのは
このような理由だからです。
試合では前衛がよく動く
![クロスラリー](https://xn--qcknfc5d4a3s9b.xyz/wp-content/uploads/2024/05/2cc25e1b4a3dba3a9a91326736508a09_s.jpg)
さらに、試合では相手の前衛が、
プレッシャーをかけようと、
ポーチに出るような動きをします。
上手い前衛はわざと目につくように
動くこともあります。
ポーチに出る出ない関係なく、
派手に動く前衛は気になりますよね。
でも、気になるように動くことで
クロスラリーしにくくさせられているのです。
あれは無駄な動きではなく、
前衛の方に飛んでくるように
誘っているんです。
つまり、相手前衛の作戦に
まんまとはまっているのです。
試合で目につくような前衛がいたら要注意です。
では、試合で前衛を気にせず、
安定したクロスラリーをするためには、
どうすればいいのでしょうか?
打点を前に取ること
![クロスラリー](https://xn--qcknfc5d4a3s9b.xyz/wp-content/uploads/2024/05/b2add4f0d306fa90f3f7a2e6fa62dff3_s-2.jpg)
ラリーをするとき、
打点が遅れるとポーチに出られます。
何故かというと、
あなたの打つ体勢を見ると、
甘いボールがくることがわかるからです。
振り遅れて打つときの体勢は、
相手から見たらよくわかります。
なので、そのような体勢にならないように、
打点を前に取る必要があります。
そのためには、なるべく早く構えることが大切です。
早めに構えれば、
どんなボールが来ても、
打点を前に取ることができます。
よく、バウンドしてからラケットを引く人がいますが、
バウンドした後は弾んだり、すべったりして、
対応が難しくなります。
ラケットを引く分、
時間がなくなって振り遅れやすくなるのです。
なので、クロスラリーを安定させるためには、
早めに構えて打点を前に取ることが大切です。
前に踏み込むこと
![クロスラリー](https://xn--qcknfc5d4a3s9b.xyz/wp-content/uploads/2024/05/004e981d11ac3176edd1cb031baf131b_s-1.jpg)
クロスラリーをするときは、
前に踏み込むことが大切です。
何故かというと、
体重移動を利用して打つことで、
コースへのコントロールがしやすくなるからです。
フォアの場合は左足に
バックの場合は右足に
(左利きの場合はその逆)
体重が乗らないと
自然と打点が遅れて、
クロスへのコントロールが難しくなります。
テークバックを早くして、
踏み込んで打つことによって、
打点が前になって、
クロスへのコントロールがしやすくなります。
体はストレートを向ける
![クロスラリー](https://xn--qcknfc5d4a3s9b.xyz/wp-content/uploads/2024/05/e5510c88f02e2534a86c12e0934dc2de_s-2.jpg)
ダブルスの試合でクロスラリーをするときは、
あえてストレートの方向を向いて打つと
前衛の動きを止めることができます。
前衛の方向に打つ構えをして、
打点を前に取り、
クロスに打っていくのです。
ストレートに構えることで、
体の開きが抑えられるので、
振り遅れないようになります。
また、ストレートを向いているので、
当然前衛はストレートをケアします。
クロスのコースが多少甘くても、
ポーチに捕まりにくくなります。
それでも前衛がポーチに出るときは、
ストレートに打ってやればいいのです。
クロスに打つときはボールの外側から巻き込むように、
ストレートに打つときはボールの真ん中を押すように打ちます。
同じ構えからストレートもクロスも打てると、
前衛が気になるどころか、
逆に惑わせることもできます。
ただし、この打ち方は、
構えを早く作り、
打点を前に取れることが前提です。
打てないときはロブを打つ
![クロスラリー](https://xn--qcknfc5d4a3s9b.xyz/wp-content/uploads/2024/05/93b49526cd4e5622c43652a2cfbdc549_s-2.jpg)
構えが遅れて打点を前に取れないときは、
クロスにロブを打つことが有効です。
相手の前衛が届かない高さにロブを打てば、
とりあえずラリーを続けることができます。
ロブなら前衛を気にする必要はありません。
もし相手が平衡陣の場合は、
クロスにロブを上げると攻撃されるので
ストレートにロブを上げましょう。
まとめ
ダブルスの試合でクロスラリーが打てない人は、
前衛を見てしまっている可能性があります。
前衛を見ると体が開き、
振り遅れてしまいます。
前衛を意識しないでクロスラリーを続けるには、
- 打点を前に取ること、
- 前に踏み込んで打つこと、
- ストレートを向いて打つこと
が大切です。
体を開くと振り遅れて、
前衛の方に飛んで行きやすくなります。
なので、
- 体を開かないこと、
- 打点を前に取ること、
を意識することが大切です。
フォアハンドの基礎を学び力強いストロークを身につける