テニスのスマッシュは意識を変えれば格段に上達する!

テニスのスマッシュ 上達法

スマッシュがうまい人と試合すると、
ロブが通用しなくなります。

ストレートロブを打っても、
スマッシュで決められてしまうと、
相手はプレッシャーで
ロブを打てなくなります。

さらに高く深いロブを
打たなければいけなくなるので、
相手ペアにとっては脅威です。

それだけに、
スマッシュを上達させることは、
ダブルスの試合に勝つための
大きな武器です。

スマッシュがうまく当たらなかったり、
ネットやオーバーが怖くて、
ハイボレーでごまかしていませんか?

ここでは、スマッシュを上達させる
ポイントについてまとめてみました。

構えを早く作ること

テニスのスマッシュ

スマッシュのうまい人は、
とにかく構えが早いです。

ほぼボールが上がった瞬間に、
構えを作っています。

目標に対して素早く横向きを作り、
ラケットを肩に担ぎ上げます。

なぜ構えを早く作るのかというと、
振り遅れを防ぐためです。

スマッシュはボレーと違い、
しっかりスイングしますから、
ポイントが遅れると当たりません。

うまく当ててもスイングが乱れて
オーバーしてしまいます。

高く上がったボールは、
落ちてくるときに加速します。

スピンのかかったボールは、
さらに加速が大きくなります。

なので、構えが遅くなると、
振り遅れてしまう可能性が高いです。

スマッシュを上達させるコツは、
ロブが上がった瞬間に
構えを作ることです。

構えを早く作り、
細かいステップで微調整すれば、
ベストなタイミングで
打つことができます。

スマッシュに自信がないと、
どうしても構えが遅くなりがちです。

そのため、
ロブは全てスマッシュをしてやる、
という心構えが大切になります。

目標に対して横向きを作る

テニスのスマッシュ
Hans DietmannによるPixabayからの画像

スマッシュの構えは、
目標に対して横向きを作るのが基本です。

ボールの落下点に素早く移動するには、
横向きが最適です。

正面を向いた状態では、
後ろに下がるときに
フラフラしてしまいます。

すると、スイングも不安定になり、
ボールに上手く当たりません。

スマッシュのポイントは、
ベストな打点で
安定したスイングで打つことです。

そのためには素早く横向きを作り、
フラフラしないで
落下点に移動することが大切です。

ボールをよく見ること

テニスのスマッシュ

スマッシュで
フレームショットが多い人は、
ボールから目が離れている
可能性が高いです。

スマッシュする前に
打つ方向を見るため、
頭が下がってしまいます。

すると、
ラケットのヘッドも下がるので、
ラケットの先に当たりやすくなります。

また、ラケットヘッドが下がると、
面が下を向くため、
ネットミスも多くなります。

成功しても、
サービスラインの手前で弾む人、
スマッシュの深さを出せない人は、
頭が下がっているかもしれません。

そんな人は、ボールを打つまで、
意識してボールを見ることを
おすすめします。

スマッシュの練習で、
打ち終わっても
打点の位置を見続けるくらい、
頭を残してスマッシュを
打つようにします。

打点の位置を見続けることによって、
頭が下がるのが修正され、
ラケットの面も下を向くのも
修正されます。

打点の位置もわかってくるはずです。

力を入れないこと

テニスのスマッシュ

スマッシュが苦手な人ほど、
力いっぱい打っている
可能性があります。

力いっぱいスマッシュを決めると
気持ちがいいですよね。

力いっぱい打たないと
決まらないと思っている人も
いるかもしれません。

でも、力いっぱい
打ってもなかなか決まらないです。

コースが甘いと、
当てるだけで返すことができます。

力を入れすぎるとバランスが悪くなり、
コントロールが利かなくなります。

すると、渾身のスマッシュが
簡単に拾われ、
2発目、3発目でのミスにつながります。

スマッシュが苦手だとわかると、
あえてロブを上げられたりして、
さらに苦手意識が
強くなるかもしれません。

スマッシュで大切なのは
コースに打つことです。

上から打っているので、
タイミングよくインパクトできれば
力を入れなくても
そこそこスピードは出ます。

相手ペアの真ん中など、
人のいないところに
コントロールすれば、
スピードがなくても決まります。

スマッシュは力みを抑えて、
コントロール重視で打つことを
おすすめします。

コースを狙ってみる

スマッシュは、スピードを出すより、
コースにコントロールすることが
大切です。

会心のスマッシュが
いとも簡単に返された経験は
ありませんか?

実は、正面に来たスマッシュは、
意外と返しやすかったりします。

スピードマックスで正面に打つより、
スピードを落として
人のいないコースに
コントロールした方が
決まる確率が高くなります。

なので、コースを狙ってスマッシュを
打つ練習が効果的です。

例えば、スライス回転をかけて、
ワイドにスマッシュしてみたり、
ボールの内側を打って
逆クロスにスマッシュしてみたり、
いろいろなコースを
狙った練習をすることがおすすめです。

同じスマッシュをするにも、
ボールの内側や外側を打つことにより、
コースを打ち分けられます。

同じフォームから
違うコースに打てれば、
相手もコースが読めなくなり
決まる確率が上がります。

打点が低いときは腰を落とす

浅いロブが来たときなど、
スマッシュが打ちにくくて
迷うことはありませんか?

頭のちょっと上くらいの高さに
ゆるいボールがきたとき、
普通にスマッシュをすると
ネットにかかります。

そんな低い打点で打つスマッシュは、
腰を落としてスマッシュすると、
うまく打てます。

腰を落とすといっても、
しゃがむのではなく
立て膝をつく感じです。

低い打点で打つと
ラケット面が下を向くので、
ネットミスしやすくなります。

でも、自分が立て膝をつくことで、
自分から見て打点が高くなるので
ラケット面が下を向かなくなり
成功率が上がります。

まとめ

スマッシュを上達せるには、
構えを早くすることが大切です。

ボールが上がった瞬間に
素早く構えを作り、
構えたままボールの落下点に入れば、
タイミングよくスマッシュを
打つことができます。

ボールが落ちてくる勢いを
利用することで、
それほど力を入れなくても
スピードが出ます。

逆に、力いっぱい打つと、
コントロールが狂い、
ミスになったり、
相手の正面に行ったりします。

スマッシュは
スピードを競うものでなく、
相手のいないところに
コントロールすることが大切です。

上がった瞬間構えを作り、
細かいステップで微調整をしながら
ベストなタイミングで打てれば
スマッシュの成功率が
グッと上がります。

お伝えしたような意識で
スマッシュを打てれば、
上達速度も上がるはずです。

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