完璧主義はテニスイップスになりやすい?原因や改善法について

テニスイップス 上達法

テニスイップスとは、
精神的な理由などから
今までできていたプレーが
急にできなくなる病気のようなものです。

ほとんどが中上級者に見られる症状で
普段、当たり前のようにできていたプレーが、
信じられないくらいできなくなります。

中上級者でありながら、
初心者でもやらないようなミスをしてしまうのが
テニスイップスの悩み深いところです。

例えば、
フォアを打つとき手が震えたり、
ラケットにボールが当たらない、
打球がホームランする、
といった症状です。

打ち方もおかしくなる場合もあるので、
仲間から笑われたり、
あからさまに弱点を突かれたりして
さらに悩みが深くなっていくこともあります。

テニスイップスの原因

テニスイップス

なぜこんなミスをするのかというと、
失敗させたくない、
という気持ちが強いからだと思います。

イップスはいろんなスポーツで発症しますが、
最も多いのはゴルフです。

なぜなら、ゴルフはミスが
そのままスコアに影響するからです。

失敗させたくない、という気持ちが
一番出るスポーツがゴルフだからです。

テニスはゴルフほどシビアでないですが、
絶対失敗させたくない、
という気持ちが働くことで
スイングを崩してしまいます。

例えば、大事な場面でミスをしてしまい、
次は絶対失敗しない、
という思いが強くなると、
コートにボールを入れにいくような
スイングになってしまいます。

また、初心者を前にして、
絶対失敗させたくない、
という心理が働くと
テニスイップスになることがあります。

久しぶりにテニスをしたときに、
プレーに不安があるけど
失敗させたくない。

という気持ちが強いと、
入れにいくようなスイングになります。

入れにいくようなスイングが
染み付いてしまうと
スイングを崩してしまいます。

テニスイップスの原因として挙げられるのが
結果を先に考えてしまうことです。

結果ばかりを考えて、
いざ打とうとすると
どうやって打つかわからなくなったり
または普段の動作ができなくなります。

結果を考えてしまうことで、
打つ前にコートの方を見たり、
体が開いてしまったりして
スイングを崩してしまうのです。

どんな人がなりやすい?

テニスイップスになりやすい人の特徴として、
以下のような人が考えられます。

知らないうちに自分にプレッシャーをかけている人や、
プレッシャーに弱い人がなりやすいのかなと思います。

完璧主義な人

完璧主義な人は、絶対失敗したくない、
という思いが強い人です。

そのため、相手コートに入れようとして、
当てるだけの打ち方になることがあります。

知らないうちに、当てるだけの打ち方が染み付いて、
何でもないチャンスボールが打てなくなるかもしれません。

速いボールばかり打ちかえしている人

速いボールは意外と打つのが簡単で、
ラケットに当てるだけで返せます。

打点が多少遅れても力で何とかしている人は、
踏み込んで打つことを忘れているかもしれません。

速いボールは打てても、
球出しのボールが打てない人は要注意です。

久しぶりのプレーのとき

プレーの間隔が空いている人は、
以前の打ち方を忘れているかもしれません。

ちょっとしたタイミングのずれで、
上手く打てないこともあります。

なので、久しぶりのプレーなら
イップスのような症状が出る可能性は大きいです。

特に、感覚で打っている人は、
以前の感覚を忘れてしまい
打つタイミングや打点も
忘れていることがあります。

テニスイップスを改善するには

一度テニスイップスになったら、
以前のような打ち方に戻すのは
なかなか難しくなります。

ただ、昔の打ち方を忘れて、
感覚に頼らない打ち方を身につけることで、
昔と同じか、それ以上のプレーをすることも
できるようになるかもしれません。

そのためには、
練習するしかありません。

結果を恐れず、
初心者に戻ったつもりで
練習することが大切です。

具体的には、
とにかくフルスイングで
ボールを飛ばす練習をすることです。

面の向きがおかしかったり、
体が開いていたりすると、
思ったようにボールが飛ばないかもしれません。

しかし、グリップや面の向き
体の開きなどを調整することで
コートに入るようになります。

大切なのは、
なぜ思うように打てないかを
考えて修正することです。

例えば、

  • フォームがおかしくなっていないか
  • ラケットの面や軌道は正しいか
  • 正しい打点で打てているか

など、思ったように飛ばないのは
必ず理由があります。

テイクバック、インパクト、フォロースルー、
ひとつひとつチェックしながら修正しましょう。

試合でテニスイップスが出る人は、
練習ではちゃんと打てているはずです。

試合と練習で何が違うのか、
チェックして修正しましょう。

そして、試合では結果にこだわるのではなく、
修正したことができるように集中してください。

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