ロジャーフェデラーのプレースタイル

この記事を読むにあたって

このサイトでは、右利きのプレーヤーを想定して説明しています。

左利きの人は、逆をイメージして、読み進めてください。

ロジャーフェデラーのプレースタイル

ロジャーフェデラーはテニス史上最強のプレーヤーです。

 

グランドスラムの優勝は史上最多を誇り、
特にウィンブルドンで8回の優勝と
別格の強さを誇っています。

 

しかし、何よりも素晴らしいのは、
30代半ばを迎えてもなお
プレーのクオリティーが落ちていないところです。

 

試合数を減らしてはいますが、
2017年には全豪オープン、ウィンブルドンと
2つのグランドスラムで優勝しています。

 

35歳になってもプレーの質が落ちないのは
もちろん日ごろのトレーニングもありますが
フェデラーのプレースタイルにもあると思います。

 

超高速ラリーが特徴

フェデラーのプレースタイルは、
とにかくベースラインから下がらない
超高速テニスが特徴です。

 

錦織圭と同様に、ライジングショットで
相手に時間を与えないのが特徴です。

 

参考
錦織圭のプレースタイル

 

ライジングショットの速さでは
錦織圭を上回っています。

 

そして、アプローチショットからの
ボレーのキレも素晴らしい。

 

ネットプレーを使いだしてから
サービスキープ率も上がり、
さらに強くなっているという印象です。

 

ラリーをあまり続けないで、
素早く決めるというプレースタイルは
あまり体力を消耗しないといえるでしょう。

 

片手バックハンドでいろんな回転が打てる

フェデラーのテニスを見て凄いと思うのは、
片手バックハンドでいろんな回転が
打てるということです。

 

スピンやスライスはもちろんですが、
ドロップショット、スライスでも
右に跳ねたり、左に跳ねたり、
強烈な回転で後ろに跳ねるショットも
打ったりします。

 

これだけ多彩なショットを打てるのは、
フェデラー以外いないでしょう。

 

前述では、ライジングショットの
高速テニスが特徴とお伝えしましたが、
コートによっては長いラリーにも対応します。

 

それは、片手バックハンドのスライスを駆使して、
相手のペースを変えることができるからです。

 

芝コートのウインブルドンや、
クレーコートの全仏オープンでも優勝できるのは、
多彩なショットで
さまざまなコートや相手に合わせた
テニスができるからだと思います。

 

スピードの割にサービスエースが多い

フェデラーのプレーのもう一つの特徴として、
ツアープロのなかであまりスピードが出ないのに
サービスエースが多いというところです。

 

MAX 200Km/sは決して早い方とは言えません。

 

しかし、サービスエースの数は、
MAX 230Km/s越えのビックサーバーと
肩を並べているほどです。

 

なぜ、これほどまでにサービスエースが多いのかというと
同じフォームからセンターとワイドに打ち分ける
技術を持っているからです。

 

動画をチェック

それではフェデラーのプレーを動画でチェックしましょう。

 

 

ボールの弾む音を聞いていても
ライジングを素早く処理して
ラリーしているのがわかると思います。

 

ほとんどショートバウンドで処理しています。

 

一般の人がこれを真似するとミスが増えますし、
なかなか難しいと思います。

 

特に、土のコートでプレーする場合は、
ボールがイレギュラーするため
さらにミスヒットが増えるので注意が必要です。

 

しかし、フェデラーも錦織と同様、
肩を入れてしっかり構えを作って打つため
コースを読みにくくしています。

 

特にシングルハンドのバックは
相手に背中を向けて構えるため
本当にコースが読みにくくなっています。

 

シングルのバックハンドの方は、
この部分を真似するのがいいと思います。

 

また、サービスもバックハンドのように、
トスアップと同時に背中を向けています。

 

この構えで、サービスのコースも
読みにくくなっています。

 

サーブスピードの割にエースが多いのは、
このフォームの影響もあるかもしれませんね。

 

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