シコラーとは、とにかくミスせずつなげてきて、
相手のミスを誘うタイプのプレーヤーです。
初めて当たった時は、「えっ」と思うくらい
ゆっくりとした球しか打ってこないので
これは楽勝だと思って油断してしまいます。
しかし、意外とこのシコラーに勝てない、
という方も多いと思います。
どんな球を打ってもゆっくりとした球で返ってくるので
ストレスが溜まってきてミスを連発してしまう、
というのが最悪のパターンです。
しかし、このシコラーに勝ってこそ
自分もレベルアップできるはずです。
ここでは、しつこくつなげてくるシコラーを
崩すための対策についてまとめてみました。
シコラーは自分で決めにこない
![](https://xn--qcknfc5d4a3s9b.xyz/wp-content/uploads/2023/11/56a93843d1f20555ee083b284581184d_s.jpg)
シコラーの特徴として、
ラリーを続ける力はありますが
自分から決めるショットはありません。
なので、多少浅いボールでも
相手に強打される心配はありません。
そのため、前後に揺さぶる攻撃が有効です。
例えば、ドロップショットを打って前に誘い出して、
次のショットでロブやパッシングショットを打つ、
という攻撃です。
ドロップショットが甘くなっても、
強打される心配がないので
安心して打つことができるはずです。
考えられるのはドロップショットか
ロブを打つことくらいです。
なので、ドロップショットを打った後、
サービスラインの少し後ろに立って
次のショットに備えるようにしましょう。
相手が返球したボールを
オープンコートに打っていきます。
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左右に振り回す
![](https://xn--qcknfc5d4a3s9b.xyz/wp-content/uploads/2023/11/4e12f58a0c019fd3ab37f1f5f4c692e0_s.jpg)
シコラーの弱点は、
自分から強打してこないところです。
そのため、主導権を握りやすく
ショットに自信のある人は
どんどん左右に振り回すことができます。
例えば、相手のバックサイドに打ち、
少し前に出てオープンコートを狙う
という戦略が有効になります。
また、スピードに自信のある人は、
ストロークでどんどん押していく、
トップスピンの得意な人は、
高く弾むスピンをどんどん打って攻める、
相手がミスヒットして浅いボールになったら、
前に出て攻撃する、
という得意なショットでどんどん攻めていく戦略も有効です。
あなたの自信のあるショットで勝負できる場合は、
得意なショットをどんどん打っていきましょう。
ただし、ショットの威力やコントロールが中途半端で
相手に返されてしまう場合もあります。
相手に楽に返されるようなら
あなたのショットは通用していません。
ラリーを続けられるとシコラーのペースにはまってしまいます。
そのときは、別の対策を考えます。
しっかり構えて打つこと
![](https://xn--qcknfc5d4a3s9b.xyz/wp-content/uploads/2023/11/df4ef185f978476f20077b2cf3e3ab33_s.jpg)
しっかり構えて打つことはテニスの基本ですが
意外と実践されている方が少ないようです。
しっかり構えを作ってストロークやボレーをすることで、
相手がどちらに飛んでくるかわからないため、
相手の逆をつくことができるかもしれません。
そうすれば、相手のスタートが遅れるため、
多少コースが甘くなっても左右に振り回すことができます。
例えば、フォアハンドで肩を入れて構えることで
相手はストレートに来ると思うはずです。
しかし、そこでクロスに打てば、
シコラーの足が止まりミスを誘うことができるはずです。
この打ち方なら
左右に振り回すようなコントロールがなくても、
通用すると思います。
大切なことは、同じ構えからどんなショットも打てるということです。
幸いなことに、シコラーは攻撃力が無いので、
ボールコントロールはできるはずです。
ボレーの構えから、ストレートにもクロスにも
ドロップショットもできる。
バックハンドスライスの構えから、
深く滑るスライスやドロップショットもできる。
そんな感じで、何種類もショットの選択肢をもっておけば
シコラー対策になるはずです。
まとめ
シコラーは、自分では強打せず、
緩い球でラリーを続けてきます。
そのため、ベースラインで打ち合うと、
相手のペースにはまってしまいます。
シコラーに勝つための対策は、
- ネットに誘い出し前後に揺さぶる
- ショットの精度があれば左右に振り回す
- ショットに威力があればどんどん打つ
この3つのどれかの対策が有効です。
しかし、ショットにそれほど威力もなく
コントロールもそれほどよくない人は、
しっかり構えて打つことで
相手にコースを読ませないようにすることが大切です。
同じ構えからクロスにも逆クロスにも打てると、
相手は逆をつかてミスを誘うことができるかもしれません。
早いペースでポイントを重ねて、
相手にペースをつかまれないようにすることが大切です。
フォアハンドの基礎を学び力強いストロークを身につける
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