テニス、シングルスの勝ち方のセオリー

ポール回し 戦略編(シングルス)

「テニスでシングルスの試合に出たいけど、 勝ち方がわからない」
という人も多いと思います。

確かに、テニススクールでも、
シングルスに関する戦略を教えてくれない
というところが多いですよね。

当サイトでは、シングルスの試合を
有利に進めるための戦略や必要なスキル、
練習法などについての役立つ情報をご紹介していきます。

シングルスというゲームのの戦略を知ることで、
あなたも試合で勝てる日が近づきますよ!

テニスは確率のスポーツ

テニスシングルス

シングルスの試合で勝つためには
自分からミスをしないように徹底することが大切です。

自分のミスを減らすことで、
ポイント奪取の確率が高まり
自然に勝つ確率も高くなります。

そのためには、無理なショットをしないことが大切です。

速い球を打とうとしたり
コースを狙いすぎたりするなど
無理なショットでミスを連発するようでは
なかなか試合で勝つことができません。

それよりも、成功率の高いショットで
相手に攻められないようにプレーすることが重要です。

関連ページ
試合で有利に立てる!シングルス3つの戦い方
知らなきゃ損!シングルスセンターセオリーのメリットと注意点
シングルスでミスを減らす方法とは?

飛んでくるコースに確率的な違いがある

テニスシングルス

シングルスの試合で勝つためには
テニスコートの全てを守らなければいけない、
と思っていませんか?

実は、テニスのシングルスにおいて、
飛んでくる確率が高いコースと
低いコースが存在します。

シングルスにおける守備範囲は
確率の高いコースをカバーして
確率の低いコースに打たれたら仕方がない、
という意識を持つことが大切です。

飛んでくる確率の低いコースを無理に追いかけると
必要以上に体力を使うため後のプレーにも影響します。

例えば、あなたのボールがクロスに飛んで
相手がコートの外に追い出された場合、

ストレートは甘い球しか飛んでこない、
クロスは厳しいコースに打たれる可能性がある

ということが想像できます。
実は、ストレートはネットが高くなっているため、
ダブルスに比べても決まる確率が低くなります。

ストレートばかり打つプレーヤーは、
よほど強いか、ミスを繰り返す一発狙いか、
のどちらかです。

なので、クロスにコントロールできていれば、
ストレートは決められたらしょうがない
くらいの気持ちでいた方がいいでしょう。

参考
シングルスの試合では必須!テニスのストロークを安定させるコツ
シングルスのポジショニングの基本
クロスに上手く打てない原因と対処法
フォアハンドが劇的に上達!石井弘樹の「Simple Tennis Series」

むやみにストレートに打たない

テニスシングルス

ストレートに厳しいボールを打つのは難しい、
ということは自分もストレートはあまり打たない
ようにしなければいけません。

もし、ストレートに甘い球を打ってしまうと、
自分のクロスにオープンコートができてしまい
結局自分の首を絞めることになります。

クロスに打たれると角度がついているため
普通のクロスでもより厳しくなってしまいます。

テニスシングルス

また、ストレートに打った瞬間に
クロスに移動しようと急ぐと
逆にストレートに打たれることもあります。

そのため、ストレートに打つ場合は、
相手の球が浅くなって決める場合、
もしくはポジショニングの時間の取れるように
ゆっくりと深くにコントロールされた
ロブ系のボールで打つようにしましょう。

中途半端なストレートは、 ポジショニングの時間が取れないので クロスに打たれると厳しくなります。

それよりもクロス主体で打っていれば
距離が長く滞空時間も長くなるので
ポジショニングの時間も稼ぐことができます。

また、相手がストレートを狙ってこれば
ミスも増えるし、甘い球なら
クロスに打って振り回すこともできます。

大切なことは、自分からコースを変えて
苦しい展開にしないことです。

参考
試合で有利に立てる!シングルス3つの戦い方

ショートクロスは打ちにくい

シングルスでは両サイドのネットが高くなっているため
ショートクロスも打ちにくくなっています。

テニスシングルス

ダブルスに比べて落としどころも狭いため、
より鋭いスピンをかけないと難しいです。

球足も遅くなるため、
ショートクロスがエースになる確率は低くなります。

ショートクロスはショートクロスで返される

ショートクロスに打った球は、
ネットの真ん中を狙えばショートクロスになります。

なので、通常よりも簡単にショートクロスが打てるわけです。

テニスシングルス

球足が遅く、追いつきやすい上に、攻められるリスクもある
ということはあまり有効なボールではありませんね。

相手が逆サイドにいてショートクロスが追いつきにくい
と判断したときのみ使用するのは有効ですが
むやみにショートクロスを打つのは有効とは言えません。

参考
リスキーなショット!ショートクロスの打ち方と注意点

ストレートやショートクロスは捨てる

以上のことからストレートやショートクロスは
攻められるリスクもあるしミスしやすいコースです。

むやみに打つのはあまり有効とはいえません。

逆に相手も打ってくる確率は低いと考えます。

ポジショニングとしては相手に対して
センターよりややクロスを中心に
カバーするのが有効です。

コート全てをカバーするのではなく
確率の低いストレートやショートクロスに
エースを決められたら仕方がない
くらいの気持ちで臨むのがいいでしょう。

浅くならないこと

中上級レベルの相手にしているとき、
浅い球を打つと高確率で決められてしまうので
注意が必要です。

テニスシングルス

ダブルスであれば前衛がいるので
コースが浅くなってもあまり厳しいコースには打てません。

しかし、シングルスで浅いボールを打ってしまうと、
相手はどこにでも厳しいボールが打てるし
打ってから返球される時間も短くなるので
ポジショニングも苦しくなってきます。

初級レベルならミスも期待できますが、
中上級レベルはまずミスを期待できません。

なので、山なりのボールでも構わないので
できるだけコート深くにコントロールして
自分がポジションに戻る時間を作ることが大切です。

参考
フォアハンドを強化する練習法
バックハンドが上達する練習法
フォアハンドが劇的に上達!石井弘樹の「Simple Tennis Series」

シングルスの試合で勝つための戦略とは

  • 成功率の高いショットでミスを減らすこと。
  • 飛んでくる確率の高い範囲をカバーすること。
  • むやみにストレートを打たずクロスへ集める。
  • ストロークが浅くならないように意識する。

この4つのポイントを意識すると
シングルスの試合で勝つ確率が上がってきます。

特に、試合に出る人の大半は
バックハンドが苦手です。

なので、逆クロスに集めるだけでも
相手のミスを誘ったりチャンスボールを
引き出すことができるかもしれません。

また、あまりコースを変えず逆クロスに集中することで
だんだん慣れてきてミスも減ってきます。

また、同じ逆クロスにボールを集めることで、
ポジショニングも楽になります。

なので、シングルスの試合で勝つためのスキルとしては、
フォアでもバックでも逆クロスにコントロールできる
ストローク力が必要になります。

それほど、強打をする必要はありませんが
ゆっくりでもコースが甘くならないように
コントロールできることが必要不可欠です。

いくら戦略を理解していても
それを実践できるだけのストローク力がなければ
勝つことは難しくなります。

そのため、ストロークの基本のスイングを理解し
ストローク力を磨くことが
シングルスで勝つために最も必要なスキルになります。

フォアハンドの基礎を学び力強いストロークを身につける

石井弘樹の SIMPLE TENNIS SERIES vol.1 フォアハンドストローク編

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